易占いでの陰陽のあらわし方
易占いは、算木(さんぎ)の符号で陰陽をあらわします。
陰陽についてはこの後お伝えしますが、まずは符号を覚えておいてください。
簡単です。
一本の切れていない算木『 ― 』が、陽
一本の切れている算木『 - - 』が、陰
これだけです。
この符号は爻(こう)と呼び、易の本や、易をモチーフにしたグッズなどに描かれている、、『 ☱ 』や『 ☲ 』などの模様は、八卦という陰と陽の組み合わせを、爻で表したものになります。
易占いをするには、陰陽から四象(ししょう)に別れ、そこから更に八卦(はっけ)、六十四卦(ろくじゅうよんか)へと進まなければなりません。
四象とは、太極陰陽図の中で見るところの小さな円を含めた考え方です。
陽の中には陰があり、陰の中には陽があるという部分です。
人で例えるならば、
陽の陽(太陽) = 男性的な男性
陽の陰(少陰) = 女性的な男性
陰の陽(少陽) = 男性的な女性
陰の陰(太陰) = 女性的な女性
となります。
要するに、陰陽が二つ組み合わさった状態、それが四象なのです。
ここまで説明すると、八卦についてもピンとくる人がいるのではないでしょうか?
そう、八卦とは、四象それぞれに対し、更に陰陽を加えたものになります。
図にするとこうなります。
この八卦こそ、易が説く、この世の森羅万象の基本となる、
天 = 陽・陽・陽 = 乾(けん)
沢 = 陰・陽・陽 = 兌(だ)
火 = 陽・陰・陽 = 離(り)
雷 = 陰・陰・陽 = 震(しん)
風 = 陽・陽・陰 = 巽(そん)
水 = 陰・陽・陰 = 坎(かん)
山 = 陽・陰・陰 = 艮(ごん)
地 = 陰・陰・陰 = 坤(こん)
の八種になるのです。
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