占い方とその道具

街やテレビで見かける、筮竹(ぜいちく)を使用した占い方には、本筮法、中筮法、略筮法の3種類があります。

正式に占う場合は、筮竹(ぜいちく)、算木(さんぎ)、筮筒(ぜいとう)、掛肋器(けろくき)の4つの道具が必要になります。

筮竹は、卦を立てる時に使用する、50本の細い竹の棒です。この筮竹をさばいて、数を出して占います。

算木は、陰陽の印や八卦が表示された、四角い板です。筮竹で出した数を、八卦に当てはめて表示するために使用します。

筮筒は、筮竹をまとめて置くために使用します。

掛肋器は、数えた筮竹を掛けておくためのものです。

これらを使用した易占いは、大変時間と手間がかかるので、しっかりと易を勉強した易者さんが行う占術となります。

では、あなたが簡単におこなえる、易占いの方法はないのでしょうか?

あります!

易占いで大切なことは、占いの形式ではありません。

・同じ内容の占いを何度も繰り返さない

・占いたいと思ったときを逃さない

・寿命や色事を語らない

この3つを守り、出た『卦』を真摯に受け止め、正しい解釈をすれば良いのです。

方法としては、コインやサイコロなど、陰陽さえわかれば、どのような形でも占うことは可能です。

例えば、外を歩いているときに占いたくなった場合、道具を使うのは、ほぼ不可能です。

そんなときは、あなたの前から歩いてくるのが、男性か女性かで占うこともできるのです。

男性は陽、女性は陰として、出会った人の性別を順に覚えていきます。

そうすると6人目に出会ったところで、下から順に爻(こう)で置き換えれば『卦』が立ちます。

例えば、

6人目 = 女性 = ‐ ‐

5人目 = 男性 = ―

4人目 = 男性 = ―

3人目 = 男性 = ―

2人目 = 男性 = ―

1人目 = 女性 = ‐ ‐

大成六十四卦で表すと、

となり、出た卦は『沢風大過』といった具合です。※大成六十四卦の図を参照。

ただし、その読みはあなた次第なので、直感と経験と情報をフルに活用して、判断しなければなりません。

『当たるも八卦、当たらぬも八卦』

という言葉がありますが、易占いにおける『当たる』『当たらない』は、『卦』の当たりはずれではなく、その『卦』から読み取った判断が当たった、はずれたという意味合いになります。

易を用いてあなたの悩みに寄り添い鑑定します

「経」という字はもとは織物の縦糸の意味です。そこから「すじみち」「道」という意味になり、物事の筋道、人の生きる道などを紐解いていく占術として用いられております。

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